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改正資金決済法の経過措置が11月末終了|各社の対応状況

改正資金決済法の経過措置は2026年11月30日で終了し、無登録業者向けの収納代行は登録が認められない方針です。XMの入金履歴リセットやBigBossのbitwallet終了など対応を時系列で整理。

執筆: 海外FXコンパス編集部 公開:

当記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれます。評価・順位は公開の評価基準に基づき編集部が独立して決定しています。海外FX業者は金融庁未登録であり、取引は自己責任となります。

この記事の目次
  1. 何が起きているか:施行から経過措置終了までの時系列
  2. 各社の告知・対応(2026年9月22日時点)
    1. XM の「入金履歴リセット」の意味
    2. BigBoss の bitwallet 終了
  3. 利用者への影響
  4. 対応:11月末までにやること
  5. 編集部の見方
  6. まとめ

2026年6月1日に施行された改正資金決済法(令和7年法律第66号)は、海外FX業者への国内銀行送金を支えてきた「クロスボーダー収納代行」を為替取引と位置づけ、資金移動業の登録を求めるものです。施行から6か月の経過措置は2026年11月30日で終わります。この記事では、2026年9月22日時点で確認できた各社の対応と、利用者が期限までにやるべきことを整理します。法律の仕組み自体は改正資金決済法の解説記事を参照してください。

要点

  • 経過措置は11月30日まで。期間内に登録申請した収納代行業者は処分が出るまで継続できるが、無登録海外業者向けは登録が認められない方針
  • XM は7月1日に国内銀行送金の入金履歴を一度だけリセット。BigBoss は8月7日に bitwallet を終了
  • 各社は USDT・USDC などの仮想通貨ルートへ誘導。利用者は国内取引所の口座と複数ルートを用意しておく

何が起きているか:施行から経過措置終了までの時系列

時期 出来事
2025年6月13日 改正資金決済法 公布
2026年5月22日 施行期日を定める政令 公布
2026年6月1日 施行。クロスボーダー収納代行が為替取引に。6か月の経過措置開始(附則第2条第1項)
2026年7月1日 XM が6月30日までの国内銀行送金等の入金履歴をリセット
2026年7月 Milton Markets が国内銀行送金を停止し Peska・仮想通貨へ誘導
2026年8月7日 BigBoss が bitwallet の入出金を正式終了
2026年11月30日 経過措置終了。以降は登録申請済みの業者のみ、処分が出るまで継続可(附則第2条第2項)
最長2028年5月末 施行から2年。申請中の業者も継続期限を迎える

経過措置には2段階あります。まず施行から6か月間は登録なしで業務を続けられます。次に、この6か月以内に資金移動業の登録を申請した事業者は、登録または拒否の処分が出るまで(施行から2年を上限に)業務を継続できます。ただし金融庁はパブリックコメントへの回答で、無登録の海外金融商品取引業者向けの収納代行は登録を認めない方針を示しています。したがって海外FX向けの国内銀行送金ルートは、11月末を境に一斉停止というより、申請の可否と処分のタイミングに応じて段階的に細っていく見込みです。

各社の告知・対応(2026年9月22日時点)

業者 確認できた対応 現在の主な入出金ルート
XM 7月1日0時(GMT+3)に国内銀行送金・Pay-easy・スマートピット・JCB の入金履歴を一度だけリセット。6月末までの入金分は仮想通貨・ウォレットで利益出金可。7月以降の入金は従来ルール 国内銀行送金・bitwallet・BXONE・仮想通貨
BigBoss 8月7日に bitwallet の入出金を正式終了 国内銀行送金・BXONE・Peska・仮想通貨・CRYPTOS
Milton Markets 7月時点で国内銀行送金を停止。過去の銀行入金分も Peska・仮想通貨で出金可と案内 Peska・仮想通貨
XS.com 自動リセットなし。銀行ルートが使えなくなった場合は個別審査で出金方法の変更に応じる 国内銀行送金・bitwallet・仮想通貨
Exness 「現時点で出金方法の変更予定はない」と回答。入金と同じ方法で出金する原則を維持 国内銀行送金・カード・bitwallet・仮想通貨
FXGT・ThreeTrader・Titan FX 方針変更の告知なし。入金と同じルートで出金する原則を維持 国内銀行送金・仮想通貨・ウォレット
HFM 複数の決済ルートを確保し、必要なら代替手段で資金を返還する方針を表明 国内銀行送金・仮想通貨・ウォレット
AXIORY 方針変更の告知なし 国内銀行送金・国際送金・仮想通貨・Walletory

※ 各社の対応は随時更新されます。上記はレビューメディアの調査(2026年7月)と当サイトの確認に基づくもので、入出金前に必ず公式サイトの最新案内を確認してください。

XM の「入金履歴リセット」の意味

XM は「入金した方法と同じ方法で入金額まで出金し、利益はその後に他の方法で出金する」というルールを採っています。国内銀行送金ルートが止まると、銀行送金で入金した人は利益を出金できなくなるおそれがありました。7月1日のリセットは、6月30日までの国内銀行送金などの入金履歴を「返金済み」扱いにし、利益を仮想通貨やオンラインウォレットで出金できるようにした特別措置です。XM はこれを「一度限りの調整」と説明しており、7月1日以降の入金分には従来ルールが戻っています。

BigBoss の bitwallet 終了

BigBoss は、システムメンテナンスとして一時停止していた bitwallet の入出金を、再開せずに8月7日付で正式終了しました。同社の銀行出金は円口座で2,000円の手数料がかかるため、無料だった bitwallet の終了は利用者のコストに直結します。詳細はBigBoss の bitwallet 終了に関する記事で解説しています。

利用者への影響

影響は「どのルートで入金したか」と「どの業者を使っているか」で異なります。

  • 国内銀行送金で入金し、同ルートでの返金が必要な業者を使っている人:ルート縮小で利益の出金が滞る可能性がある
  • 仮想通貨・ウォレットで入出金している人:法改正の直接の影響はないが、ウォレット事業者側の国内送金部分は事業者の対応次第
  • 国内銀行送金での出金に慣れている人:着金までの日数や手数料が変わる可能性がある

加えて、海外FX関連の送金をきっかけに銀行口座が凍結されたという報告が増えているとされます。ルート変更の混乱期は、送金の名義や摘要の不一致が起きやすい点にも注意が必要です(→ 銀行口座凍結の理由と対処法)。

対応:11月末までにやること

優先度 やること 補足
高 国内銀行送金で入金した残高のうち、出金予定分を今のルートで出金する 特に「同ルート返金」ルールの業者
高 国内の暗号資産取引所で口座を開設し、USDT・USDC の送受金を少額で試す 送金ネットワーク(TRC20・ERC20 等)の指定ミスに注意
中 bitwallet・BXONE・Peska など、業者が対応するウォレットを1つ以上用意する 対応状況はbitwallet の使い方を参照
中 業者のマイページで登録済みの出金先(銀行口座・ウォレット・仮想通貨アドレス)を確認する 名義不一致は出金拒否の原因になる
低 仮想通貨の換金益の記録方法を決めておく 雑所得として別途計算が必要

入出金の全体像は入金方法・出金方法で解説しています。

編集部の見方

「11月末で海外FXが終わる」という見方は誤りですが、「何も変わらない」と楽観するのも危険です。XM のリセットや Milton Markets の銀行送金停止は、業者側が国内銀行送金ルートの継続を前提にしていないことを示しています。利用者の側でできる最善策は、特定のルートに依存しない状態を11月より前に作っておくことです。業者を選び直す場合は、仮想通貨・ウォレットの対応が広く、出金実績の安定した業者を優先してください(→ 海外FXおすすめランキング)。

まとめ

改正資金決済法の経過措置は2026年11月30日で終了し、海外FX向けの国内銀行送金ルートは段階的に縮小する見込みです。XM は入金履歴リセット、BigBoss は bitwallet 終了、Milton Markets は銀行送金停止と、各社の対応はすでに始まっています。利用者は、出金予定分の早期出金、仮想通貨ルートの準備、複数ウォレットの確保を11月までに済ませておきましょう。次に読む記事:改正資金決済法の解説・出金方法・出金拒否の実態と対策

よくある質問

Q.2026年11月30日を過ぎると国内銀行送金は一切使えなくなりますか?
一律に使えなくなるわけではありません。経過措置期間内(11月30日まで)に資金移動業の登録を申請した収納代行業者は、登録または拒否の処分が出るまで(最長で施行から2年)業務を続けられます。ただし金融庁は無登録の海外業者向け収納代行に登録を認めない方針を示しているため、海外FX向けの国内銀行送金ルートは段階的に縮小すると見込まれます。
Q.経過措置が終わる前に出金しておくべきですか?
国内銀行送金で入金した資金を「同じルートで返金」する必要がある業者を使っている場合は、ルートが使えるうちに出金しておく方が安全です。XM のように入金履歴をリセットして仮想通貨などでの出金を認めた業者もありますが、7月以降の入金分は従来ルールに戻っています。
Q.仮想通貨で入出金すると税金はどうなりますか?
海外FXの利益は雑所得として課税されます。加えて、受け取った USDT などを円に換える際に価格差があれば、その差額も雑所得として別途計算が必要です。詳しくは海外FXの税金ガイドを参照し、個別の判断は税理士・税務署に確認してください。
Q.海外FX自体が禁止されるのですか?
いいえ。規制対象は国内の収納代行事業者であり、海外FX業者の利用や取引そのものを禁止する法律ではありません。ただし海外FX業者は金融庁に無登録で、金融商品取引法に基づく投資者保護の対象外である点は従来と変わりません。

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